shin422のブログ

『哲学のヤンキー的段階』のための備忘録

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Urgent Announcement : Down with the Chinese Communist Party!

China’s National People’s Congress gave its approval to a controversial draft security law that will apply in Hong Kong. The New security law is intended to prevent any threat to Beijing’s authority in the city through secession, subversio…

感情教育

米国には、HIGH TIMESという日本では考え難い大麻推奨雑誌が存在し、特に、規制が比較的緩やかなカリフォルニア州などでは普通に売られている。かつて西海岸で跋扈したヒッピー文化を継承しているため、その背景となる政治信条は左翼的とも言え(この点は、…

法律の勉強の仕方とは

世の中、勉強法の類に関する書物が氾濫しているけれど、「このやり方でいけば万事うまくいく」などという方法はもちろん存在しない。もし、そのように謳っているHow toモノの本ががあるとするならば、ほぼ100%クワセと思って間違いないだろう。すぐに役に立…

アイデンティティ・ポリティクスの脅威

必ずしもその主張に同意するわけではないのだが、日系米国人フランシス・フクヤマの新著Identity: The Demand for Dignity and the Politics of Resentmentが、現在の米国政治の背景をみる上で参考になる主張を展開している。 フクヤマは、ハーバード大学で…

豊饒の海・虚無の海

たいていの物事は、それに長く付き合っているうちに慣れていくものであるが、世の中どうにも慣れようもないものが結構ある。米国在留邦人の悩みの種の一つである米国の食文化が、その好例かもしれない。米国といっても、ニューヨークはまだましな方で、一応…

バイと献血

どこまで裏づけとなる医学的証拠が積み上げられているのかわからないが、COVID-19の重症患者に対する回復した元患者の血漿輸血による治療法が一部の国々で注目されている中、米国では献血者の確保が叫ばれている。抗体ができた者から採取した血漿を投与する…

切断詞的「と」の意味とは?―千葉雅也『動きすぎてはいけない―ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社)の今日的意義

蓮實重彦は、批評家としての処女作にあたる『批評あるいは仮死の祭典』(せりか書房)所収のドゥルーズに関する論考において、「と」論とでも言えるような見解を展開している。ドゥルーズは「足す人」であり「接続詞の人」であると述べ、二者択一や演繹と帰…

ソフトなファシズムの到来?

改正特措法に基づき安倍首相の判断で先月に発出された緊急事態宣言は期間満了を迎える6日より先も解除されることなく、一月ほど延長される見込みだという。外出や休業の自粛要請(パチンコ店のみを狙い撃ちしたかのような「自粛」とは名ばかりの「強制」もあ…