shin422のブログ

民族派右翼による「便所の落書き」擬きの極私的備忘録

呪われた五輪

昭和15(1940)年に開催予定だった東京五輪は、日華事変の泥沼化と軍部の反対もあり、2年前に開催地が返上された「幻の五輪」であった。終戦後の昭和39(1964)年に漸くアジア初の五輪が東京で開催され、昭和45(1970)年の大阪万博と並んで、この東京五輪は高度経…

祝!「大阪都構想」否決

「大阪都構想」という名の政令指定都市大阪の解体構想が住民投票の結果、反対多数で否決されたみたいだね。大阪市民ではないけど、とりあえず、ばんざーい! かつて大大阪と言われた日本経済の本来の中心地である大阪が胡散臭い連中にジャックされ、めちゃく…

安倍政権の功罪-内政・教育行政編

安倍政権の内政面の功罪について考えると、どうしても功よりも罪の方が大きいと言わざるを得ない。その最大の問題は、デフレ脱却の方向を決定づけることができなったことだが、それは経済政策編で簡単に触れたので、ここではそれ以外の内政面の失策、とりわ…

「過激であること」の自己目的化

先月の(日本時間)28日午後5時に内閣総理大臣の職を辞する旨の表明した安倍首相の後継争いは、漸く菅義偉官房長官に落ち着きそうな勢いである。細田派・麻生派・竹下派が支持表明し、先だって支持する旨を明かしていた二階派と合わせると、自民党所属議員の…

安倍政権の功罪-外交編

いつも通りの時間に目を覚まし、いつも通りニュースのヘッドラインに目を通すや、いきなり「日本の安倍晋三首相が辞意表明」とのテロップが目に入ってきた時は、一瞬我が目を疑うほどの衝撃だった。数日前の「吐血報道」といい、二度の慶應義塾大学病院への…

核拡散の効用

複数の核保有国に囲まれ、しかも当該国家と紛争の火種を抱えている現在の日本が置かれた安全保障環境は、どう見ても「危機的」と呼べる状況であるにも関わらず、「唯一の被爆国」というフレーズとともに多分に情緒的な「核アレルギー」を示す国民の性格や米…

慕情-追憶の香港

1955年に封切られた米国映画『慕情』は、第二次世界大戦後から朝鮮戦争の時期の英領香港を舞台に、ジェニファー・ジョーンズが演じる英中混血の女医とウィリアム・ホールデンが演じる米国人香港特派員との間の悲恋を描いた映画史に残る作品として知られる。…

朝敵石原慎太郎を糾弾せよ!

今年で75年目の終戦記念日。東京では炎天下の最中、例年と同じく多くの参拝者が詰めかけたという。家族や知人・友人は千鳥ヶ淵戦没者墓苑に続いて足を運んだ靖国神社で午前中に参拝を終えたようだが、列に並んでから拝殿に辿り着くまで約1時間半も要したらし…

本性見たり!

左派勢力(親北派)のムン・ジェイン政権になって特に喧しくなった「反日ヒステリー」を続ける韓国(日本にも一部に「嫌韓ヒステリー」みたいなことをやっている者もいないわけではないが)は、国防予算を大幅に拡大し、日本の防衛費を抜こうという勢いであ…

歴史の涙-昭和20年8月14日

令和2(2020)年8月15日、終戦の詔勅が玉音放送を通じて国民に向けて発せられてからちょうど75年目を迎える。わが国の大方の認識では、終戦の日といえば終戦記念日とされる8月15日ということになっているが、少なくとも米国では、大東亜戦争終結の日といえば…

それをいっちゃあ、おしめえよ

先月末、京都市内に在住のALS患者に対する嘱託殺人の疑いで、医師2人が京都府警に逮捕されたという。筋萎縮性側索硬化症は筋肉が萎縮し徐々に筋力が低下していく進行系の神経変性疾患で、治療法は未だ確立されていない。 理論物理学者スティーブン・ホーキン…

経営学と数理ファイナンスについての雑感

第二次ベビーブーム世代が18歳になる頃を見計らうかのように、1990年代前半、大学設置基準の大綱化が行われ、雨後の筍のように大学が乱立することになり、とにもかくにも大学進学することが望ましいという故のない妄想が日本社会を覆っていった。 工業高校・…

稼ぐ金より勝った金の方が美しい

鳴門競艇で開催されたSG第25回オーシャンカップの優勝戦は、本命の1号艇瓜生正義が優勝を逃し、4号艇の峰竜太が優勝するという波乱で幕を閉じた。進入は枠なり。瓜生のスタートの伸びが悪く、その隙に2号艇山口がチャンスとばかりに捲りにかかるも、抵抗する…

香港よ、さようなら

先月30日に、中華人民共和国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会で「香港国家安全維持法」が可決され、当日に施行されることとなった。これを以って、当局は早速「被疑者」を拘束し始めている。中共が共産主義者としての本性を露骨に現したのである。こ…

都知事選の顛末

今月5日に投票・開票された東京都知事選挙は、前評判通り現職の小池百合子が有権者の圧倒的な支持を受けて再選を果たした。投票率は約55%と低調な数字だったにも関わらず、得票数は次点の宇都宮健児の約84万票の4倍以上の約366万票という歴代2位の票数だ…

The business of business is business.

ビジネス倫理学という分野は、所謂「応用倫理学」の一つとして、道徳哲学の研究者および政治哲学者が1970年代から1980年代にかけて行った研究から生まれたと言われている。倫理学者や政治哲学者に対して、ビジネスが道徳的エージェンシーの問題や真理論ある…

批評と経済小説

「辛口評論家」を自称するも「経済評論家」と名乗る割には日本経済や世界経済についての専門的な知見を見せない一方で、日本企業のスキャンダラスな側面を論じる舌鋒においてはその鋭い嗅覚で以って的確な批判を展開するというギャップが著しい佐高信は、経…

ニーチェの「リベラル化」

小説としての出来はいまいちなのだが、ジョー・ランスデール『テキサス・ナイトランナーズ』(文春文庫)は、思春期の若者なら多かれ少なかれ心奥に潜む漆黒の闇に渦巻く「狂気」に導かれて悪徳の限りを尽くす不良少年の友人の魅力に憑りつかれて自らも悪の…

無責任体系としての大統領型政治

民主制が必ずしも最も優れた政体であるとは言えないことは近代以降の保守思想の常識になっているが、しかし民主制に対する懐疑は何も近代保守思想の専売特許ではなく、プラトンにまで遡る。プラトンの徒であった田中美知太郎の穏健な保守思想は、長いプラト…

TOKYO解体!

日本でも方言の訛りというかある種の「癖」があるように、米国にも当然そうした「癖」が存在する。そうは言っても、インドやシナのように全く通じない程の乖離を持つわけではない。もっとも、米国にはヒスパニック系移民の数が尋常ではないので、英語に不自…

ミネアポリス事件?

先週、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性が警官による拘束下で死亡した事件(全米の報道はかなり偏向していて、事件の真相を調査することなく、あたかも人種差別による「殺人」であると宣伝されているが、実際はそう断定するに足る根拠が今のところ希薄では…

オススメ4冊

第87回東京優駿(日本ダービー)は前評判通り、コントレイルの圧勝に終わった。今年はCOVID-19の影響で無観客レースだったようだが、ネット上にアップされているレース映像を視るだけで、コントレイルは4コーナーから直線に入って間もなく集団から抜け出し、…

Urgent Announcement : Down with the Chinese Communist Party!

China’s National People’s Congress gave its approval to a controversial draft security law that will apply in Hong Kong. The New security law is intended to prevent any threat to Beijing’s authority in the city through secession, subversio…

20世紀の哲学の幾つかの潮流に見られた特質の一つとして哲学的営為と芸術作品との接近が挙げられるかもしれない。もちろんそれ以前の哲学にも芸術を論じるものは存在したが、それらは得てして自らの哲学的見解を通した芸術作品に対する美学的分析という域を…

感情教育

米国にはHIGH TIMESという日本では考え難い大麻推奨雑誌が存在し、特に規制が比較的緩やかなカリフォルニア州などでは普通に売られている。かつて西海岸で跋扈したヒッピー文化を継承しているため、その背景となる政治信条は左翼的とも言いうるもので(この…

法律の勉強の仕方とは

世の中、勉強法の類に関する書物が氾濫しているけれど、「このやり方でいけば万事うまくいく」などという方法はもちろん存在しない。もし、そのように謳っているHow toモノの本ががあるとするならば、ほぼ100%クワセと思って間違いないだろう。すぐに役に立…

ヤンキーの倫理学

『最近の自然哲学』や『科学概論』または『数理哲学研究』に見られる通り、田辺元は、その哲学研究の営みを科学哲学研究から始めた。科学哲学といっても、それをどう捉えるかに関して、今日では大凡二つの考え方に大別されるわけで、一つは、論理的経験主義…

アイデンティティ・ポリティクスの脅威

必ずしもその主張に同意するわけではないのだが、日系米国人フランシス・フクヤマの新著Identity: The Demand for Dignity and the Politics of Resentment(2018)が現在の米国政治の背景をみる上で参考になる主張を展開している。フクヤマはハーバード大学…

豊饒の海・虚無の海

たいていの物事は、それに長く付き合っているうちに慣れていくものであるが、世の中どうにも慣れようもないものが結構ある。米国在住邦人の悩みの種の一つである米国の食文化が好例かもしれない。米国といってもニューヨークはまだましな方で、価格を気にし…

バイと献血

どこまで裏づけとなる医学的証拠が積み上げられているのかわからないが、COVID-19の重症患者に対する回復した元患者の血漿輸血による治療法が一部の国々で注目されている中、米国では献血者の確保が叫ばれている。抗体ができた者から採取した血漿を投与する…